よくあるご質問
お問い合わせの多い、製品に関する質問をまとめました。
お電話やメールでのお問い合わせ前に、ご確認ください。
Q.01
弾性ストッキングを着用してはいけない人は?
A
皮膚に化膿創があったり、高度の動脈血行障害、重度の糖尿病や心臓病がある場合は、ご使用になれない場合がございます。
使用を開始する前に必ず医師に相談し、指示に従ってください。
血圧が高く治療を受けている方も、症状に影響する場合がありますので注意しましょう。
Q.02
就寝中に着用してもよいのでしょうか?
A
リンパ浮腫の場合は、就寝時も着用するのがベストですが、筒状包帯で軽圧迫する事もあります。
横になると静脈圧が下がりストッキングにより一層強く圧迫され、痛みやしびれ、チアノーゼが生じることがありますので、ご心配な方は、医療従事者にご相談ください。
また、筋肉を動かしているときは、必ず圧迫が必要ですので、日中は必ずストッキングを履くようにしましょう。
Q.03
きつくて履けないのですが…
A
装着方法を参考にまずは正しく方法で履いてください。また装着を助ける補助具もあります。
その他の方法として、市販のナイロン製のストッキングの上に弾性ストッキングを着用するようにすれば、滑りやすくなり着用は容易になります。
また、ゴムの手袋を使って履くと、爪で伝線させる事もなく、履きやすくなります。
それでもきつい場合や、高齢者、手や腕の力が弱い方、四肢の痛み・関節障害のある患者様は、圧迫圧の弱いものを着用したり、2重履きをする方法もあります。弱いものの着用効果につきましては、医療従事者にご相談ください。
Q.04
弾性ストッキングでかぶれることは
ありませんか?
A
かぶれてしまった場合や、かぶれ防止の方法は、普段履いて問題のない日常使いのストッキング(着圧のないもの)を履いて、その上から医療用弾性ストッキングを履く方法もあります。
また、シリコントップバンド付きのストッキングはかぶれる方もいますので、その場合はシリコントップバンドのないタイプを選びましょう。
Q.05
弾性着衣等を購入したときは、療養費の支給が受けられますか?
A
2008年度の診療報酬改訂により、四肢のリンパ浮腫治療のための弾性着衣(弾性ストッキング、弾性スリーブ、弾性グローブ、弾性包帯)を購入した場合について、保険適用(療養費支給)の対象となっております。
装着部位ごとに2着を限度としますが、前回購入後6か月経過後に再度購入した場合は療養費の支給対象となります。全額自己負担で購入し、申請することによって上限金額を限度に返金されます。装具装着を認める医師の診断書および領収書の原本を添付して健保組合に提出してください。領収書の他に、納品書等、明細の分かる資料があれば一緒に添付する事をお勧めいたします。
Q.06
つま先なし(開き)のストッキングは、
脚の指が痛くて履けないのですが…
Q.07
メーカーごとにサイズと圧迫基準が異なるようですが…
A
同じMサイズでもメーカーによって大きさが異なります。また計測する部位もことなりますので注意が必要です。
Q.08
サイズ、圧迫を間違えて購入したのですが…
Q.09
洗濯方法を教えてください
Q.10
領収書は発行してもらえますか?
Q.11
伝線したストッキングは直す事ができますか?
A
伝線すると、その部分の着圧が弱くなり、全体のバランスが崩れるため直す事はできません。また、自分で短くしたり、穴をあけたりする事もトラブルになりますので絶対にしないでください。伝線した場合は、新しいストッキングに履き替えましょう。
また、ゴムの手袋を使って履くと、爪で伝線させる事もなく、履きやすくなります。
Q.12
Sサイズの人が、きついからといってMサイズを履いてもいいのでしょうか?
A
足のサイズが合わないMサイズを履くよりも、Sサイズで着圧の弱いものを選ぶほうが安全ですし、効果も高いと思われます。ケースによっては、サイズアップして使用する場合もありますので、専門知識をもった方に相談しましょう。また、圧の弱いストッキングを二重に履いて圧を高める方法もあります。
Q.13
肌の保湿は必要ですか?
Q.14
圧迫圧について教えてください
A
弾性ストッキングは、サイズはもちろんですが、圧迫クラスと呼ばれるストッキングの着圧を選択します。初めてご利用になられる方は必ず医師の指示のもと圧迫クラス決定してください。着圧力を示す数値として、mmHgなどの単位が使われます。メーカーにより規格がことなりますが、一般的には下記のようにクラス分けされております。
クラス | 圧迫圧 ※ドイツ規格(アメリカ) | 病態 | 保険適用 |
---|---|---|---|
クラスⅠ以下 | 〜17mmHg | 看護師用、DVT用途 | 保険適用外 |
クラスⅠ | 18〜21(20〜30)mmHg | 静脈瘤、リンパ浮腫、高齢者静脈瘤 | 保険適用外 ※主治医の判断により保険適用になる例外もございます。 |
クラスⅡ | 23〜32(30〜40)mmHg | リンパ浮腫、静脈血栓後遺症、下肢静脈瘤 | 保険適用可能 |
クラスⅢ | 34〜46(40〜50)mmHg | リンパ浮腫、高度浮腫、皮膚栄養障害のある静脈瘤 | 保険適用可能 |
それ以上 | 50mmHg〜 | 高度リンパ浮腫 | 保険適用可能 |
Q.15
弾性着衣を装着していれば、リンパ浮腫は治るのですか?
A
リンパ浮腫は、いったん発症すると完治が難しく一生付き合っていかなければならない病気です。
早期発見・早期治療により悪化させないことの他、日常生活での予防をはじめ、弾性着衣の装着やリンパドレナージ(マッッサージ)などのセルフケアがとても大切です。
基本的な知識を身につけて、リンパ浮腫と上手に付き合い、治療やケアを継続していきましょう。
Q.16
弾性ストッキングの買い替え時はいつ頃ですか?
A
弾力ストッキングの寿命は約半年です。
圧迫力の弱くなったストッキングをはいても充分な効果が得られません。
また、弾性着衣を購入した場合は、保険適用(療養費支給)の対象です。
前回購入後6か月経過後に再度購入した場合は保険適用(療養費支給)の対象となりますので、約半年毎に、買い替えをお勧めします。
Q.17
赤い発疹がでた場合はどうしたらいいですか?
A
蜂窩織炎(ホウカシキエン)の症状の可能性がございます。
蜂窩織炎は、抗生物質にて治療する事ができますので、掛り付け、またはお近くの医療機関で蜂窩織炎ではないか受診し、医師の指示に従ってください。
蜂窩織炎の症状
・細菌感染により患肢の発赤・腫脹のみでなく全身的にも発熱が見られる
・血液検査でも白血球の増加や炎症反応の上昇が見られる
・高熱が出る
※患肢の発赤の程度は個人差が大きく、皮疹は不連続な場合がございます
Q.18
リンパ浮腫の治療を受けられる病院を教えてください。
A
リンパ浮腫の治療は、専門知識を持ったセラピストがいる病院(科目)で受診してください。
治療の他にも弾性着衣の選定方法などご自分にあった適切なアドバイスを受ける事ができます。